よくあるご質問を一問一答形式でまとめました
Q1. お手軽なリフトアップ方法を教えてください!Q2. リアはブロック以外では上げられませんか?
Q3. 車高調を使ってリフトアップするメリットは?
Q4. 40ミリ以上アップするなら構造変更しないとダメですか?
Q5. ほかにどんな場合、構造変更が必要になりますか?
Q6. 構造変更はどうやってするのですか?
Q7. 2インチ以上のリフトアップキットは、なぜパーツ点数が多いのですか?
Q8. がっつりアゲる場合の参考費用を教えてください!
Q9. 9ミリのオーバーフェンダーはそのままで車検に通りますか?
Q10. 大きなオーバーフェンダーを装着したら白ナンバーになりますか?
Q11. 増しリーフを装着するメリットは何ですか?
Q12. リフトアップしたらオフロードも走れますか?
Q13. 自分でできるメンテナンスは何かありますか?
Q14. 見た感じ横転しそうで怖いのですが、実際のところ大丈夫ですか?
Q15. タイヤを大きくするデメリットを教えてください!
Q16. ベース車はハイゼットとキャリイ、どっちがいいですか?
Q17. おすすめのタイヤ&サイズを教えてください!
Q18. 貨物車用のホイールじゃないと車検に通りませんか?
Q19. 直前直左視界の対策方法を教えてください!
Q20. 後部突入防止装置ってどんな感じですか?
Q1. お手軽なリフトアップ方法を教えてください!
30ミリ前後のいわゆる「ちょいアゲ」なら、手間もコストも少なくお手軽です。
フロントについては、コイルスプリングを交換する方法と、ストラット上部またはナックルとの接続部をかさ上げする方法の2通りがあります。
どちらも車高が上がるのは同じですが、できるだけリスクを抑えたいならコイル交換をおすすめします。ただし、ショックは純正のままなので、伸び側のストロークは不足気味になり、時には伸び切って突き上げが来ることもあります。そうでなくとも、乗り味は硬めになります。
リアについては、リーフスプリングとホーシングの間にブロックをかませるのが主流です。
いずれの方法も前後セットで商品代は3〜4万円、取り付け工賃は2〜3万円くらいが目安になります。
Q2. リアはブロック以外では上げられませんか?
ハイゼットもキャリイも、リアはリーフスプリング式を採用しています。その構造上、ブロックを使って上げるのが最も手っ取り早く、低コストで済みます。
なので、軽トラのリフトアップキットといえば、リアはほぼブロック一択という状況になっています。
物理的にはリフトアップ仕様のリーフスプリングに交換しても車高は上がりますが、軽トラ用は見かけていません。
ほかにはシャックル交換でもリフトアップ可能ですが、これは上げ幅に関わらず構造変更が必須になるため、少しハードルが高めです。
Q3. 車高調を使ってリフトアップするメリットは?
コイル交換の場合は、やや硬め&長めのバネと純正ショックという組み合わせになります。
そのため、バネレートに対して減衰力のバランスがうまく取れなかったり、走行中にショックが伸び切ってしまう可能性が出てきます。
車高調はそうしたリスクを解消でき、さらに減衰力調整付きのタイプなら好みの乗り味に設定できるので、乗り心地の面では圧倒的に車高調がおすすめです。
また、コイルがスリムな直巻タイプになるため、タイヤを太くしても干渉しにくいという利点も。ちょいアゲでも理想はフロント車高調です。
Q4. 40ミリ以上アップするなら構造変更しないとダメですか?
フロントのコイルスプリングや車高調は「指定部品」なので、本来なら40ミリを超えるリフトアップをしても構造変更の必要はありません。
ただし、リアのブロックは「指定外部品」になるため、40ミリを超えた場合は構造変更が必要になります。ブロック以外の上げ方をしても、ほぼ構造変更になるので(Q5で解説します)実質的に軽トラで40ミリを超えるリフトアップは構造変更しないとダメということになります。
ちなみに、車検時の全高は鳥居(ガードフレーム)の両端にあるツノっぽいリングフック部分で計測します。
Q5. ほかにどんな場合、構造変更が必要になりますか?
前の質問にもありましたが、リアのリーフスプリングやシャックルを交換した場合、車高に関係なく構造変更をしなくてはなりません。これは、同じサスペンションでもコイルスプリングとリーフスプリングで扱いが違うためです。
ただし「増しリーフ」といって、リーフスプリングを純正に追加(3枚→4枚に変更等)した場合は、構造変更の必要はありません。
また、リフトアップとは直接関係ありませんが、足まわり以外だとオーバーフェンダーを装着して全幅が20ミリ以上大きくなった場合にも構造変更が必要です。
Q6. 構造変更はどうやってするのですか?
リフトアップして全高が変わった場合の構造変更は簡単です。事前に検査予約を取り、検査場で「全高が上がったので構造変更してください」と伝えるだけで、書類も不要です。検査手数料が少し高くなるだけなので、ユーザー車検の経験がある方なら自分でもできますよ。
注意点としては、構造変更=車検の取り直しとなり、新規車検の扱いになること。全高だけでなく全長や全幅も実測され、それが軽自動車の規格(全長3400ミリ×全幅1480ミリ×全高2000ミリ)を超えていると軽貨物として登録できません。よって、全高2000ミリを超えたらダメですし、ガードバーなど継続車検時ならセーフのパーツも、構造変更時にはほぼアウトになります。
また、同じ構造変更でもリーフやシャックルを交換した場合は、事前に強度検討書等の書類と一緒に申請書類を検査場に提出し、そこから1〜2週間で結果が出るのを待ち、OKなら検査場で構造変更を受けるという流れになります。
Q7. 2インチ以上のリフトアップキットは、なぜパーツ点数が多いのですか?
2インチ(約50ミリ)クラスになると、プロペラシャフトやドライブシャフト(四駆の場合)に角度が付き過ぎてしまい、異音やトラブルの原因になります。
そのため「メンバーダウン」といって、エンジンやミッション等の位置を下げ、シャフト角度を補正するためのブロックやスペーサーが必要になります。
また、純正ショックのままでは長さが足りなくなるので、ロングショックや延長アダプターを使うことも。そうした諸々でパーツ点数がどうしても増えてしまい、キット代や取り付け工賃も高くなってしまうのです。
Q8. がっつりアゲる場合の参考費用を教えてください!
リフトアップキットの商品代と工賃を合わせて、2インチアップで20万円前後、4インチアップで30万円〜が目安になります。
これはキット内容によっても大きく変わり、サスペンションは純正のまま、ブロックやスペーサー、アダプター等でかさ上げするタイプだと比較的安価になります。逆に車高調や専用サスペンションを組み合わせるタイプは高くなってしまいます。
安い方が魅力的に思えますが、乗り心地や走行安定性、リスク、履かせたいタイヤ&ホイールサイズ等も加味して選ぶことをおすすめします。
Q9. 9ミリのオーバーフェンダーはそのままで車検に通りますか?
保安基準では全幅±20ミリまでは変更OKで、片側9ミリなら左右で18ミリなのでセーフ、のはずなのですが車検の現場ではアウトのケースもあるようです。
両面テープの厚さ分や取り付けの加減で9ミリを超えてしまったり、そもそもオーバーフェンダーの時点で検査官にダメ出しされたりと理由は様々で、100%車検対応とは言い切れないのが現実です。
また、同時に構造変更する場合もQ6でお伝えした通り、新規車検となるためアウト(純正全幅1475ミリ+18ミリ=1493ミリで軽自動車の規格1480ミリをオーバーしてしまうため)となります。
Q10. 大きなオーバーフェンダーを装着したら白ナンバーになりますか?
片側10ミリを超えるオーバーフェンダーは構造変更が必要で、全高2000ミリまでの全高アップと違い、軽貨物の枠を外れて小型貨物という普通車の枠に入ります。ナンバーは白になって封印が付き、税額等が変更および毎年車検となります。
車検も軽自動車検査協会ではなく陸運支局で受けることになり、車庫証明が必要になるなど、プロボックスあたりと同じ感覚の車になります。
そう考えるとハードルは高くなりますが、がっつりオーバーフェンダーでワイドタイヤを履き、堂々と乗れるのは大きなメリットだと思います。
Q11. 増しリーフを装着するメリットは何ですか?
基本、純正のリーフスプリングは3枚を重ねた構造になっています。ただし、ハイゼットの農用スペシャルやキャリイの農繁仕様は、荷物をたくさん積む想定でリーフが4枚に増やされ強化されています。
ということで、通常の3枚リーフにも1枚追加することができるのですが、それがいわゆる「増しリーフ」です。
メリットは重量物を積んでも沈み込みにくくなり、空荷状態だと車高がアップすること。純正品だと10〜20ミリくらいかと思いますが、社外品はもう少し上がるものもあるようです。いずれも車検はそのまま通すことができます。
Q12. リフトアップしたらオフロードも走れますか?
リフトアップしたらというよりは、大径のオフロードタイヤを履かせることで地上高が上がり、オフロードを走りやすくなるという感じです。
例えば、純正タイヤ145/80R12(外径536ミリ)から165/60R15(外径579ミリ)に換えた場合、タイヤが大きくなることで地上高を20ミリ以上も上げられる計算で、これだけでも走破性能は激変します。
リフトアップ量によってはさらに大きなタイヤも履けますし、ちょっとした林道でも走れるようになります。とはいえ、足まわりの構造自体は本格的なクロスカントリーとは違うため、あまり無茶はできませんのでご注意ください。
Q13. 自分でできるメンテナンスは何かありますか?
リフトアップして大径のタイヤを履かせると、それだけでノーマルの軽トラよりも各部に掛かる負担は大きくなり、パーツの消耗も早くなってしまいます。
なのですが、それを自分で交換するというのも難しいので、普段から「音」には気を付けていてください。走行中にいつもは聞こえない音がしている場合、パーツが消耗していたり劣化している可能性が高いので、気付いたら早めにお店で見てもらうようにしてください。
あとは、ハンドルのガタつきが大きくなっていないかや、タイヤの摩耗具合も日頃からチェックしたいところです。
Q14. 見た感じ横転しそうで怖いのですが、実際のところ大丈夫ですか?
普通に走るだけなら全く問題ありません。重心が上がるため、確かに可能性でいうならノーマルよりは横転しやすくなりますが、保安基準の安定傾斜角(車体を傾けても倒れない角度)はキープしているので、高速で急ハンドルを切るなど無茶な運転をしない限りは大丈夫です。
カーブを曲がる時にロールが気になる場合は、スタビライザーを装着することで低減できます。
また、オーバーフェンダー必須にはなりますが、タイヤ幅を195あたりまでサイズアップすると安定感が大きく増します。
Q15. タイヤを大きくするデメリットを教えてください!
確実に純正タイヤより重くなるため、加速が鈍くなります。特に発進時や坂道では力不足を感じることが多いかと思います。
さらにブレーキの効き具合もややダウンしてしまうので、これを気にしてブレーキパッドやブレーキシューを強化タイプに換える方もいらっしゃいます。
スピードメーターの誤差が多きくなるのも注意が必要で、タイヤ外径が大きくなるほど、表示される数値が実際の速度よりも小さくなっていきます。そのため、80km/hで走っているつもりが、実際には90km/hまで出ていることも。ほかにも駆動系への負担が高まるなど、大径化のデメリットは多いです。
Q16. ベース車はハイゼットとキャリイ、どっちがいいですか?
ハイゼットとキャリイの上げ方はほぼ同じですが、フロントのタイヤハウスの広さに違いがあり、履けるタイヤサイズも大きく変わってきます。
例えば、ハイゼットならノーマルでも165/60R15(外径579ミリ)を履けなくもないですが、キャリイだと2インチアップでも厳しく、4インチアップでようやく履けるといった感じで、大径タイヤを装着しにくいです。
でも、キャリイの走りは低速からトルク感があり、5MTは1速から5速までバランスよく繋がります。ハイゼットは3速から4速、4速から5速も離れているので、引っ張って繋がないと失速してしまいます。どちらも一長一短ですね。
Q17. おすすめのタイヤ&サイズを教えてください!
まずはハイゼットから、ちょいアゲだとオープンカントリーR/Tの165/60R15が定番です。ジオランダーX-ATの145R14もいいですね。
2インチアップだとオープンカントリーR/TやA/TⅢの165/80R14がギリギリ履けます。4インチアップだとジオランダーX-ATの175/80R14、オーバーフェンダー装着ならマキシスバックショットの195R14もありです。
続いてキャリイですが、ちょいアゲでは純正サイズしか履けませんが、オープンカントリーR/TやジオランダーM/Tが選べます。2インチアップならジオランダーX-ATやM/T、オープンカントリーR/Tの155/65R14や165/65R14。4インチアップならオープンカントリーR/TやジオランダーX-ATの165/60R15になります。上記銘柄だけでなく、マッドスターやグリップマックスもサイズが豊富です。
Q18. 貨物車用のホイールじゃないと車検に通りませんか?
国内で流通しているホイールには、ほとんど「JWL」や「JWL-T」というマークが入っています。これは国土交通省の安全基準をクリアした証で、乗用車向けのホイールには「JWL」が、貨物車向けのホイールには「JWL-T」が刻印されます。
軽トラの場合、以前は「JWL-T」でないと車検に通りませんでしたが、2014年に法改正で「JWL」マークでもOKになりました。つまり、現在は乗用車向けのホイールでも車検に通るということです。
ただし、まれに「JWL-Tじゃないからダメ」とされる事例があるようで、法規上ではセーフでも検査場や検査官によってはアウトになる可能性があります。
Q19. 直前直左視界の対策方法を教えてください!
車の前側と左側に高さ1m×直径30cmのテスターを置き、それを運転席から視認(ミラーやモニター越しでもOK)できなかったら車検に通りません。
ちょいアゲでも見えなくなることがあるので、上げたら何らかの対策は必要と思った方がいいです。
直前視界はモニター付きのドラレコやフロントカメラを追加する方法があります。直左視界は純正のアンダーミラーでカバーできるかと思いきや微妙に死角になる位置もあり、検査官によってはダメ出しされます。
サムライピックでは、他車種用の2面ミラーを左ヘッドライト上に追加して対策しており、これなら直前も直左も両方カバーできて、見た目も大きく損なわないのでおすすめです。
Q20. 後部突入防止装置ってどんな感じですか?
2021年9月以降に製造された軽トラは、後部突入防止の保安基準が厳しくなります。この法規はとてもややこしいのでざっくりお話します。
軽トラの場合、地面からリアバンパー下縁(テールランプの下あたり)までの高さを550ミリ以下にしないとダメで、それを超えたら何らかの「後部突入防止装置」を取り付けて550ミリ以下にしてね、というものです。
だいたい2インチアップして、それなりのタイヤを履かせると550ミリ以上になってくるので、このあたりから対策が必要。4インチアップなら必須です。
サムライピックでは、オリジナルの突入防止バンパーを用意して対策しています。
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